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昔ながらの狩り「ウサギと熊」

冬のウサギと春の熊は、山奥で生活する人々の大切なタンパク源でした。ウサギと熊の狩りの様子をご紹介します。

むかしながらの狩り「ウサギと熊」

昔ながらの狩り「ウサギと熊」

冬のウサギと春の熊は、山奥で生活する人々の大切なタンパク源でした。
近年ウサギは、激減し白峰でもウサギ汁を口にする人が少なくなりました。ウサギ汁は、毎年冬に開催される雪だるまウィークで、数量限定で食べることができます。
一方熊は、増える傾向にあります。むかしから熊は、春猟師たちに追われることで人間を恐れ、山での共存というバランスを取っていたと言います。しかし近年猟師の減少や法律による規制、自然環境の変化等により、熊は人里に現れることが多くなりました。
白峰の長老は言います。熊との共存ということを考えると、獲る獲らないは別として、狩りをするという行為がある程度必要であると。

ウサギ狩り

白峰の名人尾田好雄さんの指導の下、一行はカンジキを履いて狩りに挑みます。猟師は山の上でウサギを待ちます。勢子(せこ)は声を出しながら下から猟師の方向へウサギを追い込みます。
朝から晩まで場所を変え同じことを繰り返しますが、目指すウサギの姿さえ見えないことが増えました。でもそんな時でも雪があるからこそ行ける特別な場所で最高の景色が楽しめます。

昔ながらの狩り「ウサギと熊」

出発

昔ながらの狩り「ウサギと熊」

ウサギ狩り

熊狩り

山をいくつも越え熊を追い続けます。熊を射止めたとしてもそこから麓まで引っ張り出すのが大変です。こうして昔の人は、熊と共に山の地形を覚えていきました。

昔ながらの狩り「ウサギと熊」

命中

昔ながらの狩り「ウサギと熊」

運搬